快居

july.31st 2002

キッチンの窓 たびたび

メンテナンス

アイディアリフォームが流行のようです。収納能力をアップと導線確保。ここにちょっとすっきりとしておしゃれを付加して。そして再びキッチンの窓にブラインドやロールスクリーンを導入するというケースがあるようです。

レンジ周りやシンクがいつもピカピカにしている性格の人ならうまくいくかもしれませんね。ブラインドもこまめに拭き掃除をしていればスラット(羽根)はアルミニュウムですから汚れはとれます。ラダーコード(梯子上のスラットを載せている糸)は交換はかなり難しいですが(厳密に言えば不可能ではありません-ただ一から組み立てるということですから)、昇降コード(若干太めの紐)は手間は掛かりますが交換は可能です。吊戸棚の底(油料理した場合、揮発したものが付着するところ)をいつも綺麗にしている方なら美観を保てるかもしれません。

様様なアイディア−軍手に洗剤をつけて洗う、風呂に付けながら洗う−などあるのですが、欠点は汚れが残る。といってもたいていの汚れは落ちているのですが、若干は残ります。厄介なのはブラインドの特性から「さぁどうだ!」といわんばかりの状態で部屋に下げなければいけないことです。つまりちょっとだけ残っている汚れがやけに気になる

ほんとにマメにヤルのならお薦めはあの白いスポンジ。水だけつけて一枚づつ洗うというかなり気の遠くなるような壮大な事業にはなりますが、くすみからヤニまでかなり落とすことができます。

また一方ちょっとおしゃれにということで思いきってロールスクーリーンが使われることが多いようです。これまでも実際に使われてはいたのですが、関心のある層が広がってきたということでしょう。一部ウォッシャブルを除けば洗えないスクリーンなのでこれをキッチンで使うのはなかなか厄介です。数人の家族でなおかつ炒め物や天麩羅をあげたりといった料理も好きである、場合ひとまずほかの手段を考えた方が良いかもしれません。それでも?といった場合いくつかの条件が合えばメリットもあります。まず窓の幅は規格(90cm、一部には60cm、130cm、などもあり。)サイズで合うこと。要するに廉価な規格品を使い倒していこうということです。といっても厄介なのは防炎加工されていない廉価な輸入品はお勧めできません。

油の汚れは仕方ないから汚れたら下からスクリーンを切っていきます。油は浸透して行くのでいくらロール状になっているからといって内側の生地が無事ではありませんが、外側よりはましです。ロールを下ろした状態でシミが目立つようになったらカットします。下側にはボトムバーがついていますが、これは大抵外せますので(生地を巻くように接着してあるものもある)金尺をあててスクリーンをまっすぐ切ります。取り合えずこれでいくらかは心持新しい状態で使えます。また生地の交換は簡単なものと−メーカーに依頼しないと出来ないものがあります。この辺も購入時には注意しておいた方が良いと思います。

〔快住居士〕

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