アルバムタイトルは簡易に表記してあります。正確なタイトル、曲目はこちらを参照してください。一応、キャラクター・セットを「ISO-8859-1」に指定してありますが、文字化けしているようであれば、Netscapeでは「表示」→「文字コードセット」→「欧米(ISO-8859-1)」にセットしてご覧ください。スペイン語の表記になります。また5枚目と6枚目に関しては手持ちのアルバムを基に表記しました。5枚目がフランス盤、6枚目はUSA盤です。最新のクレジットでは何曲か入れ替わっています。
news
2003年の2月にana の3枚目のソロ・アルバムをリリース。また最新のニュースやスケジュールはANA TORROJA webでフォローされています。
intro
メカーノ(シングル「japon」スペイン盤には「メカノ」と引音記号抜きが表記されていますが普通に読むと「−」は入る?かな)を最初に知ったのはj-waveで放送されていたサウジサウダージです。「El #0000ffs del esclavo」が流れたときに引きつけれたのはちょっと変ったイントロと不思議な構成とアナ・トロッハの声でした。特にこの声に魅了されました。
逆に言うと音楽としてはMORという印象でしたし、楽器や音の使い方で驚くというものでは在りませんでした。こと音楽的な興味で言えば同じ番組内で選曲されていた「サルサ」「ボサノバ」等の方が数段刺激的でした。
passage
1982年にスペインで結成されたメカーノはトリオ。テクノ・ポップという今では懐かしい言葉で形容されていたくらいですから多分YMOの影響を受けていると思います。デビュー時からヒットに恵まれ成功したようです。3枚目のアルバムではプロデュースもバンドで担当する。この後ライヴアルバムをリリースしてレコード会社をアリオラに移します。マーケットの拡大を狙っての移籍(当然条件も在りますが)そして5枚目のアルバムである「Descanso Domical」はアルバム仕上がりも含めてかなりの成功を収めます。(僕が最初に聴いたのもこのアルバムから)様々な試みをしていても結局集約されたのは如何にアナの声を生かすのかということになるのでは?楽曲もアレンジもまさにその方向に向かい洗練の度合いを高めていったという気がします。1991年に発表された「Aidlai」はある意味で究めたといっても良い出来でした。楽曲もアレンジもアナ・トロッハの声を生かしきっているというその意味でも最高の出来でした。これ以上はもう難しいのではと思いました。かつてRoxy Musicの「AVALON」を聴いたときにも特にアナウンスもないにも関わらずこれが最後になるだろうなという気持ちになったときと同じでした。
1992年はバルセロナ・オリンピックが開かれ、日本でもその関連の番組ではしばしばメカーノのビデオ・クリップが流されました。渋谷のWAVEではAidlaiの発売時には平積みされるほど一般的になったともいえました。
メカーノはこの後2年間のツアーを行い1993年には発展的解消という形で分裂。Jose Mario Canoはオペラ「Luna」を作成。プラシゴ・ドミンゴ、アインツラ・アルテータ、テレサ・ベルガンザを起用してスペインでは成功おさめた。Nacho Canoは女性ヴォーカルを起用してプロデュース。これもかなりの成功をしている。
肝心のアナ・トロッハは生活を楽しんでいたらしい。旅行−インド、ハワイ、メキシコ、イギリス−をしたり、2年間はニューヨークで生活を−もっぱらキッチンとリビングで楽しんでいたという−していた。3年後に初のソロアルバムのプロジェクトを開始する。トニー・マンスフィールドをプロデューサーに迎え、彼女自身もコンボーザーに名を連ね、一方で70曲を超えるマテリアルから選曲をしての万全の体制でのスタート。彼女の声を生かすという形でのプロデュース。1997年に「puntos cardinales」をリリース。ものすごく優れた楽曲が在ったわけではないのだが、全体に流れる雰囲気はとて好かった。しかしこのタイトルはまだ方向定まらずというまさにポイントに立っているという意志?表明にもとれました。しかし続いて「Deep Forest III」のエンディングを飾る「Media Luna」にはAbed Azrieととにもゲスト・ヴォーカルとして参加。スリーブには 「The crystal-clear and airy voice of Ana Torroja」として紹介されている。
新たなソロ・キャリアは順調にスタートしているように思えた。が、1998年メカーノは再結成!アルバムのブックレットに書かれていることを読む限りは今回の再結成はアナの希望によるものらしい。もう一度3人でやってみたいという。かなりのブランクということもあり、7曲の新曲、1曲はニューバージョン(ライヴ)、そしてリマスターされた過去のアルバム(既存のアルバムもリマスターされている)からの22曲という組み合わせで1998年3月にリリース。
アルバムのタイポグラフィが通常とはちょっと違う
MECΛNO| ΛNΛ|JOSE|NOCHΛ
斬新!と思うか懐かしいと思うか?メカーノのデビュー当時からロックを聞いている人にとっては「Λ」は Talking Headsを思い出しますね。
期待と不安のなか見事にプラチナ・アルバムとなった。とはいえアナは別として2人は果して今のテクノとの距離感に不安はないだろうか?
更新していなかった再結成以後状況はかなり大きく変りました。まず1998年11月Joseの脱退。クラシックをやりたいとの事。結局1枚のリユニオンのアルバムを出して終ったということでしょうか?
アナはアート・リンゼイ、アンドレス・レヴィンとの共同プロデュースで1999年末にシングル、開けて2000年にセカンドアルバムの発表。そして3月からMiguel Boseとの11ヶ月の期限付きのユニットgiradosを結成。ツアーを行っています。アナ・トロッハの精力的な活動は注目に値します。オリンピックまでにはここにもう少し親切に要約する予定です
オリンピックって「アテネ?」と言われそうですが、この時点ではシドニーでした。ニュースやインタビューを集めてあって有難かった anatorroja.com は2000年の5月くらいから更新が止まっていましたが、仕事が忙しく更新出来ない為,無期限休止状態( domino off-line )になっています。残念。
title | released | songs | time |
MECANO | 1982/05/05 | 12 | 41:54 |
?Donde esta el pais de las hadas? | 1983/05/30 | 12 | 40:39 |
Ya viene el sol | 1985/03/07 | 10 | 41:55 |
Mecano en concierto | 1985/06/26 | 12 | 40:13 |
Lo Ultimo de Mecano | 1986 | 8 | |
Entre el cielo y el suelo | 1986/06/16 | 14 | 51:48 |
Descanso Dominical | 1988/05/24 | 11 | 46:04 |
20 grandes canciones | 1989/08/21 | 20 | 70:34 |
Aidalai | 1991/06/15 | 13 | 58:50 |
ANA|JOSE|NOCHA | 1998/03/23 | 30 | 132:02 |
ana torroja albums | |||
puntos cardinales (ana torroja) | 1997/07/23 | 10 | 40:57 |
Pasajes de un Suen~o (ana torroja) | 2000/01/02 | 12 | 52:08 |
FRAGIL (ana torroja) | 2003/02/10 | 14 | 51:51 |
