長岡鉄男のオーディオ・コーナー
シリーズ的には最後となる。前年から体調を崩された事もあり、休載もあった。ラックやプレイヤーもクラフトされるが、なにより一番の目玉は読者のリクエストに応えて作られたモデル。オーダー・メイドのクラフト・スピーカーだった。ずいぶんと贅沢な注文やとんでもない注文が多かったらしい。また抽選でもないのに葉書を多数出す人などもあったようです。週刊FMでの連載はこのあと「いい加減にします」へとうつる。どうやら苦戦したらしい週刊FMはこの後中綴じへと変化する。
No4 FE-103Σ(16 Ω) を使った 20Hz〜40kHzのウルトラ・ワイド・レンジを狙うミニSP SS−2 製作
発想
- より小さくより広く
- セパレートして目的に近づく
- SS−2のユニットの選択
設計
- セパレートの利点を生かし、中高域は週刊誌サイズとする
- セパレートのセッティングにより周波数特性
- トゥイターのコンデンサーはもう少し大きくした方がよさそうだ
No5 FE-103Σ(16 Ω) を使った 20Hz〜40kHzのウルトラ・ワイド・レンジを狙うミニSP SS−2 製作2
設計
測定 セッティングによっていろいろ変る
試聴 トゥイターのコンデンサーを換えてみる
調整 広いレンジ、さらりとした音
No8 フォステクスFF-165を使った25Hz〜37kHzを狙うDB−8の設計
原理
- DB(ダブル・バスレフ)とは
- DBに適したユニット
設計
- DB−8の設計
- サブロク一枚で一本あまり全くなし
- f0やfdの設定がやっかい実際製作してどうなるか
No9 フォステクスFF-165を使った25Hz〜37kHzを狙うDB−8の設計
設計
測定
ヒヤリング
- まさに予想外のサウンド 余韻やホール・エコーがよく出ている
- ジャンルを選ばぬ万能型だ
No13 片チャン9本のユニットを使った リニアフェィズ無指向性スピーカーR−14の製作 1
原理
- リニアフェイズとは
- ネットワークによる位相ずれもある
設計
- リニアフェイスと無指向性をドッキング
- サブロク一枚からなんとか二本分とる
No14片チャン9本のユニットを使った リニアフェィズ無指向性スピーカーR−14の製作 2
設計 4,16,8Ωのユニットとネットワークでレヴェルを揃える
測定と試聴 意外といい特性で音も抜群、お薦め品だ
No16読者の質問に答える 低音・重低音・超低音・etc. 低音てなんだろう
No23 FE-165、5HH10 を使った万能型コンパクトBH D−162 の製作
設計意図 工作が容易でわりと背が低く、耳当たりのよい音を
ユニットの選定 ローコストで音質がよくルックスもよいものを
測定 同相・逆相で3〜10KHzがずいぶん違ってくる
試聴 測定図からは考えられぬ 予想を上回る出来
No24 FE-83 とFW-200を使った 読者の注文による音場スピーカーR−15の製作
設計
- 小音量時にバランスのよいものを
- 適当なトウィーターがないのでFE-83を使う
測定 ダクトは少々いじった方がよさそうだ
試聴 小音量時でも音場がちぢこまない
1983 No1 フォステクスDC-406を使った38cmドローン・コーンシステム DC−6の製作
設計 シンプルでローコスト
測定 予想以上にいい特性
試聴 のびのびとしてスケールもある
No2 21mm合板4枚使った自家用 オーディオ・ラックの製作
- 横ゆれが気になってきたので新しいラックを作ろう
- 実際に作る場合は高さなどは適当に変更して
- 設計上の注意点 強度をかせぐには2枚重ねて
- 床が柔らかい時はドブ板を下に敷いてもよい
- スピーカー設計注文 採用されない注文アレコレ2
No3 フォステクスFW-16 を使った小音量向きの正方形ブック・シェルフBS−36 の製作
意図
- ステレオ誌掲載のBS−32廉価版を作る
- 2個のトウィーターの使い方に工夫
設計 本棚に入れて使う事を想定して高さ、奥行きを決定
測定 台上でのf特も予想通り本棚等に入れればさらによくなる
試聴 音像は小さくまとまり定位もいい
No5テクニクスSP−10MK3を使った合板積層式プレーヤー・システムの製作
今やローコストにプレイヤーを組むのは難しくなった
キャビネットの基本 他にもっとよい素材もあるが修正の楽な合板にする
使用アーム ワッシャーも特注してより強靭なものにした
セッティング なんと総重量430kg 床が心配になってきた
No6 FE-83 を片チャン9個使って3%以下のコストでXRT20に挑戦DB−13 の製作
狙い マッキントッシュのXRT20タイプをローコストに
設計 9個のユニットをコンデンサーでコントロール
測定と試聴 予想以上にワイド・レンジで音像もごく自然
No6小口径ユニットを使った音場アダプター SFA−1&SFA−2 の製作
注文内容 市販SPシステムの上に載せて音場型とする
使用するSPから、エネルギー補正でく音場拡大のみでよさそうだ
設計 音場アダブターの基本
SFA−1の設計 マイルドを狙ってコーラル4F−1Bを使う
SFA−2の設計 2ウェイとしてトゥイーターは鳴らしっぱなし
試聴 音場がぐんと拡がり成功 音像拡大の仕方が面白い
No13 テクニスクスFW-200を使ったスーパー・ウーファーDRW−3 の製作 1
原理
設計
No14 テクニスクスFW-200を使ったスーパー・ウーファーDRW−3 の製作 2
設計
- サブロク4枚から2本を作る
- 第2,3キャビには中高音を抑えるための遮音板を入れる
測定と試聴
セッティング
No25 壁掛け型の決定版!音も抜群!厚さわずか5cm 2ウェイスピーカーW−13の製作
No 輝け!PA用人面スピーカーPA−1 ザルドス
No 小音量 再生用 スピーカーR−18
No FE-206ΣによるBH D−50の製作
No D−50とトウィターとの相性を探る
No 週刊FM 1982・4号 〜 1984