長岡鉄男のオーディオ・コーナー
エポック・メイキングだったのはFE-203Σの登場。それまでPA向けの転用だったFE-203がここではっきりとバックロード・ホーン用にチューニングされはっきりとターゲットを絞った商品として登場した事。磁気回路を強化、エッジを改良。十数年らいの注文がかなったとのこと。まだフレームは鉄版プレス。後にはアルミ・ダイキャストへと変る。これ以後は磁気回路、フレームなどが強化されるという開発−新機種の開発、もしくは機種のバージョン・アップという展開になる。
登場から様々なテスト、試作され1年後メイン・スピーカーのD−7 IIがFE-203Σ×2発の新作として製作される。D−70の登場までメインを位置を占める
このシリーズより一号措きの連載となる。雑誌が隔週刊であるため1ヶ月一回ということになる。
週刊FM 1980・1 〜 1981・11
1980 No1バックロード・ホーンのための新製品
超強力20cmフル・レンジFE-203Σを聴く
- FE-203Σの改良点 超強力磁気回路と共振の少ないエッジ採用
- 測定と試聴 厚みと張りのあるダイナミックなスケール感
No3新設計ダイナロード5の製作
ワイド&ダイナミックFE-203Σバックロード第一弾!
- 設計 二発への発展を前提に計算式通りに設計
- 製作 必ず番号順に組む事と音道の組立てがポイント
- 測定と試聴 ハードでしかもレンジが広く弦が美しい
No5超強力バックロード・ホーンの製作1
FE-203Σ×2のBH ダイナロード9の設計
- 音道の計算式 あまり細かい数字にこだわらずに計算しよう
- 最終形の設計図 ダイナロード5の訂正とダイナロード9の設計図
No6超強力バックロード・ホーンの製作2
FE-203Σ×2のBH ダイナロード9の製作
- 測定と試聴 クセが少なくバランスがいいのでバロックも最高
- D−9の改善 開口部の補強とスーパー・ウファーが問題だ
No8自作派に贈る Q&A 特集
あなたは作り方、鳴らし方を間違えていないか?
No10高能率ASWへの挑戦
新型スーパー・ウーファーDRW方式を実験する
- 超低域数dBアップ 巨大バックロードに合うASWを作ってみよう
- 試聴と測定 吸音処理をすればこのままで実用になる
- D−9 さらにアッと驚くほど音が良くなった
No12高能率スーパー・ウーファー
ついにやった!恐怖の超低音DRW−1の製作
- 設計 前回の実験機を改良したDWRの本番設計
- 測定と試聴 大成功!さっそく我家のメイン・システムに
No14ダブル・バスレフ第2作 DB−2の製作
10cmフル・レンジのウルトラ・ワイド・レンジ ダブル・バスレフを作る 訪問取材 コンポの使いこなし方
- ダブル・バスレフの狙い バランスよくロー・エンドまで伸ばしてみよう
- EAS-10F10について
- 測定と試聴 10cm一発とは信じがたい超低域の伸びとバランス
No16長岡流 Audio訪問取材 コンポの使いこなし方
音が逃げっ放しの部屋ではツヤがなく低音不足なのは当然だ
SPのセッティングとアンプのヒート・アップが決め手
No19自作マニアの徹底診断1
使いこなしにかなり問題ありだか改善後は第一級のサウンドだ
No20自作マニアの徹底診断2
バックロード・ホーンを鳴らしきるには家具を含めたセッティングの全面変更しかない
No22特集 無駄のないアンプのグレード・アップ
きみにとってセパレート・アンプとは何か
No22大型ダブル・バスレフ DB−6(1)
20cm一発で30Hzまでフラットにのびたフル・レンジ・システムを狙う
- ダブル・バスレフの問題点 バックロード向きのユニットはDBには向かない
- DBの設計、計算法 ユニットの低域下降点に合わせてf0、fdを決める
No23大型ダブル・バスレフ DB−6 (2)
25cmフル・レンジ一発で25Hzの超低域まで再生する
- FE-203ΣDBの試聴 パランスをとるには設計変更かユニット変更
- 測定と試聴 トゥイターを追加すれば超ワイド・レンジに
No1D−7 MKIIの設計・製作
ダイナロード7MKIIはバックロード・ホーンの決定版になるか
- 今なぜBHなのか 得難いエネルギー感とハイ・スピード・サウンド
- D−7からの発展 203Σに合わせて空気室スロートに余裕を
No2D−7 MKIIの製作・試聴
BHの決定版誕生!長岡鉄男のメイン・システムはD−7MKIIに交換された
- 測定と試聴 輝きと力は明らかに上だ 使いこめば初代を上回る
- D−7 MKIIの調整 グラスウールは空気室の3面とスロートなどに
- 読者の試聴記 わが家のD−7もMKIIに交換したくなってきた
No3D−7 MKIIの使いこなし方
調整でいよいよ実力発揮 ダイナロード7MKIIのネット・ワーク
- 調整後の測定 スロートにグラスウールを入れてピークを抑える
- マルチウェイ化 4ウェイが理想だがネットワークはシンプルに
No5山積みの質問にこたえる Q&A特集
自作スピーカーの使いこなし方
No8D−3 MKIIの設計 etc.
バックロード・ホーンの免許皆伝
- BHの使いこなし1 トゥイーターは良質のホーン型
- ネットワークはコンデンサーのみ
- アッテネーターの使用は一長一短
- BHの使いこなし2 低域のコントロールについて
No9FE-203Σ 一発のバックロード・ホーン
ワイド・エネルギシュ・D−3 MKIIの誕生!
- 測定と試聴 ハイ・スピードのサウンドはどんなソースもこなす
- ゼミナールの報告 北は札幌、南は鹿児島、全国から140人のマニアが参加
No10スピーカー工作・ワイド特集
ウルトラ・ワイドのダブル・バスレフ(DB−5)
20cm2ウェイで20Hz〜40kHzを狙う
- 超低域への挑戦 16cmで25Hz、25cmなら20Hzまで再生するダブル・バスレフ
- ヒヤリング &測定 地を揺るがす超低域!! だがユニットとコンデンサーの選定に問題があった
No11長岡式アンプ操縦法
これは簡単、キミにもできる
- 効果絶大!アンプスタビライザー
- AC電源のの極性合わせで音場を拡げよう
- ウォーミングアップで好聴を持続
別枠での特集・ここでのダミー・ロード方式(セメント抵抗を使う)ではナァンニモ考えてない読者が無茶なやり方をしてアンプから火を噴かせたりしている
長岡さん体調を崩され、ここより休載