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晴交雨獨

There is a will....

冬の真っ盛り、ウンザリしながら暗誦していた。There is a will,there is a way.意思ある所に道あり。たった2週間の事ながら全く持って嫌で仕方なかった英語学校。何といっても出来の悪い生徒だったから答えられなくて立っている時間が随分長かった。楽しみといえば行き帰りに覗く輸入盤屋。渋谷だったから上手く梯子すれば何軒かはいける。もっとも何が楽しみだといわれても結局は英語で書かれたジャケットのクレジットを眺めていたんだけど。英語で考えろと言われて、辞書は英語の辞書。質問も英語なら私語も英語。逐語ではなくて概念も英語で学べと。
クラスが終了したらこんな所で習った事は金輪際、全て忘れてやる!


以前「ホームページの作り方」なんて本が妙な事を書いているとミスを笑っている記事が結構あった。僕が最初に買った本にはHRがヘア・ラインの略だとほんとに書いてあった。それは如何にも変でHari Lineじゃ略にならないなぁと思いながら元を当たるとHorizontal Ruleとなっていた。

確かにこいつは間抜なミスだった。芝居が好きな人ならこれはホリゾント(ランプ)と親戚という事だと気付くかもしれない。まあ水平線の事をホライゾンというのを知っていれば推測できるかもしれない。もしかするとカーペンターズの大ファンでアルバムタイトルを思い出すかもしれない。でも逐語的にこいつをHorizotal Ruleと覚えるのなら別にHair Routeと覚えたって大差が無いような気がする。

web上のリソースを全部ホームページと呼ぶのも残念ながら定着しそうである。新聞は−どうせ時期が経つと手のひらを返してほんとは間違っている!というキャンペーンをしそうではあるが−もうホームページと呼んでいいじゃないかと言い出している。正直いってホームページというのは、ホーム+ ページ でホーム・ベースと同じように出発点と覚えれば言葉の節約になる。全く新たにweb上のリソースの総称として覚える必要はない。ましてホームベースをHBと書いて鉛筆と間違われるようにHPと略すのはヒューレーット・パッカードと間違えられる、なんてこともない。もっともHPと略すのが嫌いな人たちが同じような文脈でネスケなんて閉鎖的な村の隠語みたい言い方を好むのは結局本質は同じだからなんだろうな。


どんな辞書が良いかと聞かれると僕は相変わらずOADとかOEDやらRANDAM HOUSEのペーバーバックを薦めている。安いし、辞書だから説明は簡単な英語で書いてあるし。逐語的に覚えていたんじゃ脳細胞が幾らあっても足りない。

守った教えといえば原語の歌を聴くこと。少なくともこれは毎日15分以上20年以上は続けている。

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