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最近の高校生男子は元気がないとか若者は想像力がないといった分析がでる。そうかな?とどうも思い当たる節がない。比較として以前の世代が出てくるのだが、それもまた見当ハズレな気がする。そこに書いてあることを読むと前の世代は想像力に富み、付和雷同に流行に流されることはなく、それでいて個人個人の判断力に優れていたそうである。ほんとうかよ???
高校生男子が元気がないと言うのはつまるところ彼らからヒットを生むような流行が生まれていないからだそうである。ということはそれはそれで流行に流されていないと言うことになるし、付和雷同してないのでは。
想像力がないと言うのもたかが「2000年イベントで一稼ぎしてやろう」と言う山師達の目論見が外れているだけ。「2000年」というだけで通常料金を釣り上げて、勝手に有り難がって一儲けを企てたものの、思うように客足は伸びないというのが根拠。別に2000年だからと言ってホテルに泊まることもなければいつもと別なことをするまでもないというのもある種判断力に優れているのでは。
一方で、「宇多田ヒカル」のメガ・ヒットの分析では自分の判断ではなく、誰かの推薦に皆が乗っかると、まるで付和雷同しているように言い出す始末。
すべてキーワードはカモになるかならないか。それだけなのにまるで現在の日本人に当てはまると言うような言い方をするなんてあきれてしまう。基本的にただ単に二匹目の泥鰌を取る為のエサの蒔き方を研究しているに過ぎないっていうのに。濡れ手で粟を求めていろいろ試しているだけ。そして一番笑えるのは全然分析できてないんじゃないかと言うこと。
本当の所マーケティングでヒットは出るのか?市場の需要に応えて製品を作ればたしかに売れる可能性はある。問題はどの程度のヒットが欲しいか。というより実際には大ヒットが欲しい。ところがマーケティングで大ヒットが出る可能性は低い。結局失敗したときの言い訳を捜しているだけなんじゃないか。