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dec 15 - jul 24 / 2002
スキャット12.15
小手先の技術12.09
専門家12.09
Guapa! TRICK (劇場版)11.19
薮蛇 CCCD11.15
コントの練習 野球10.23
キッチリ10.21
王道10.12
ヒーローインタビュー10.07
テンポ09.19
ピンチはチャンス09.08
たい焼の魚拓08.31
因果は巡る08.16
PUFFY AmiYumi07.24

スキャット

松木−石立「雑居時代」を改めて見ると結構ウェッティであることに気づきます。(岡崎友紀ブックレットを作った頃−1998-に、この二人に関するリソースにリンクしたいと書いていましたがそろそろリンクしないと(^^;)大して成長はしてないもの年齢を重ねることによって気づくこともあります。もっともそれよりドラマを結構見てきたぶんだけ厳しくなったのかもしれませんけれど。

それはともかくこのドラマもスキャットが効果的に使われています。多分伊集加代子(シンガーズスリー)と思われます。で声の感じを聞いていると「おくさまは18歳」もそうなのかなぁという気がしております。雑居は大野雄二さんで、あちらは萩原哲晶さんですけれど。うーむどうなんでしょう。

それにしても大原麗子さんは綺麗ですね。この後いわゆる美人の代名詞となっていました。山口いづみさんは収録当時19歳という年齢にしては妙に色気があってちょっとアンバランス印象があります。面白いのはあんまり恋愛に話が集中しないこと。なにがなんでもペットのヤモリだって恋愛させずには居られなくなって流石に飽きられてきた最近のドラマとは隔世の感あり。

松木−石立ドラマは一応1986年の「パパ合格ママは失格」までは見た記憶があります。(ただしこのドラマ原案−松木ひろし)で印象があんまりなかったりして(^^;

dec.15.2002
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小手先の技術

フットボールのベッケンバウワーが引退するとき、これからはコーチング・スクールに通うという話を聞いて驚いた記憶があります。またどうしてベッケンバウワーがと。でもフットボールの世界では当たり前の話で、選手として身につけてきた能力とコーチが身につけるべき作法は別と言うことなんですね。こういう制度が全てに正しいと言うことはないけれど選手としては知らなくて良くてもコーチとしては知っておくべきことはあるはずです。

対照的なのは野球。で、コーチの話は置いといて解説者。内容は兎も角、発声が悪くて聞きにくいのは何とかならないでしょうかね。本人の持っている技術や体験は放送を聞かせる技術とは全く関係ありません。故に別に本人が恥じることではない。けれど聞きにくいんだから「話し方教室」に行くとか発声方法をアナウンサーに指導を受けるとか方法は色々あると思う。

で、これを個別に依頼するのはなかなか勇気がいる、と思うのなら放送局は解説者に教育期間を設定してコーチするべきだと思う。こういったテクニックを身につけるのはマイナスではないし他に援用がきく。なんといっても視聴者にプラス。なのに行われていないなァ。映像をゴチャゴチャスイッチして混乱させるような、余計なことを考えるよりよっぽどサービスの向上になると思います

そういや、学校の先生でもごく簡単な「板書(黒板の使い方)」程度のテクニックすらなかなかないがしろにして共有されなかったのが現実。いろいろ理由はつけるんだろうけど、要はやる気がなかったんでしょうね

dec.09.2002
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専門家

道路の専門家にまかせ置いたら本四連絡橋を3本も作って後は我関せず。作る前から大きな危惧はあったにもかかわらず大きな声を出して脅して作ったものの始末に困っている。

国道と高速道を作る費用は大して変わらない。だから通行料を取る高速道作ると北海道の政治家は言ってました。野菜の流通のためだとか。でもそれなら国道を作ったほうが広い意味で−野菜の値段に通行料が加わらない−プラスが多い。大体通行料が掛かるから地元の人はなかなか利用しないと言っていますしね。

地方切り捨てなんて言っているけれど切り捨てられているのは都市のほう。無認可の保育所に頼らざるをえない現状は永遠に解決せぬまま、初めての会議で集まる際に時間が掛かったとブータレ連中の為に滅多に車の走らない高速道ばかり作られる。

腑分けもすることもなく単なる委員長の離脱をドタバタ劇などとお頭の程度の知れる把握で報道をする記者連中。都知事の発言の引用にしても前段の「作らないことが改革と思われて」は使っても後段の採算の合わない道路ばかり作られても困るという発言は全く使わない。

dec.09.2002
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Guapa! TRICK (劇場版)

丁寧に説明しながら進行するストーリー。全体の流れがわかりやすくフックはきちんと解明して行く

ということはテレビ版「トリック」の新展開期待した人にはかなりのマイナス。改めてテレビ版が編集によるスピード感やカメラワークによる視角によって形作られていたことを確認します。ビデオに録画してもう一度が見ることが出来ないのですから取りこぼしのない様に進めるのは仕方ないとはいえ、なんともまどろっこしい。

細かい擽りは多くてクスクスクス笑いは起きる。神様対決は小技を繰り出すことによって馬鹿馬鹿しさを醸し出すつくりではあるけど、うーん、大技あっても面白いかも。竹中直人の場面をもう少し長くても面白いのに。

そう言えば「目合わ」っているというのを子供が聞くかと思えば質問している子はいなかったな、既にご存知?(^^;「Part 3希望」なんて文字も出て来たりしたけどこれは賛成。

ただ期待できるのはテレビで放送されるときですね。当然かなり短縮するだろうし一部差し替えなどして、細かい部分は録画して確認してよヴァージョンになればまた別な楽しみもあるかもしれない。少なくともエンディングはあんなに長くする必要もないしね

nov.19.2002
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薮蛇 CCCD

CD-Rへのコピー調査の数字が何度か発表されている。ほら、こんなにコピーされているからCDが売れないんだということらしいけど、でもこれまでだってMDやカセットに随分とコピーされていたんじゃないだろうか?大型のコンポーネントで聴くならいざ知らず、世間は「CDラジMD」で聞いているの人が大半。暗雑音の多い普通の部屋で聞くならMDでもCDでもそうは変わらないはず。CD→CD-R→CD-R コピーが増えているという言い方も出来るけどこれも音質は随分変化すると思いますね。もともとのCDだって生産国やプレス工場によっても音質に差が出ているんですから。

ところでCDを聞く環境でかなり多いのはカーオーディオ。部屋ではそうそう大きな音は出せないけれど車内ならという人は多い。この層は結構CDを購入していると思うけどCCCDは最初から再生を保証してない。

MDやカセットチューナーも搭載していればコピーしてなんとかなる場合もあるけど(それだって持っている通常のCDプレイヤーが碌に再生しない場合もある)、カーナビCDやカーオーディオがCDオンリーならかなり不安になる。壊れたって知らないよ、と言われてはい、そうですかと言う人がそれほどいるかね。なにせ修理には費用が結構かかる。まあ音楽業界にいればその辺はいろいろ手があるのかもしれないけど(プレイヤー自体をガメテキタリ、うまい汁の吸い方があるんだろうね、配慮してないって事は)パンピーには痛い。

で、どうなるのか。CD-Rに安全なCDの形にコピーする。これまではそんなことをしなかった連中までコピーする。CCCDのようにソフトで誤動作させるようなものは結局ソフトで解除される。これまでは少しでも良い音でと考えてCD買っていた層もどうせコピーするならレンタルで良いや、となるかもしれない。確かにそれなりのスキルは必要かもしれないけど一度覚えれば後は簡単。大体覚えないとCDが聞けないとなれば、蛇の道はヘビー。藪から蛇をつつき出しているんじゃない?

nov.15.2002
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コントの練習 野球

○審判の手配ついたか

もちろんですよ、優勝のかぎを握る大切な大切なものですから

○ちゃんとしたやつなんだろうな

もうぱっちりです。最高にキッチリと仕事をする方なんですから、もう優勝は決まったも同然、大船に乗った気分でいてくださって構いません

○本当に信頼できるんだろうな

もちろんですよ。この前なんかですね、最終回地元チームがサヨナラホームランを打たれた試合があったんですよ

○それじゃ困るじゃないか

いやいや、だからですね、そこで「オフサイド」を宣告して打ち直しにしたんですよ

○それは素晴らしい、名裁きじゃないか、それでこそ護持の鏡だ。

ただですね、跳ねっ返りの不満分子細胞がいましてね、抗議したんですよ、野球にそんなルールはないなんて言ってですね

○高校生の分際で抗議?なんだそいつは、そんなやつは永久追放だ、野球をなんだと思っているんだ。自分事しか考えない。まるで自分の力だけで活躍できたと勘違いしている。これは真剣に修身の復活を急がんと。政治家の先生方によく頼んでおこう。

ご心配には及びませんよ、地元のやつに金を渡してケンカを吹っかけさせて、両成敗ということで協会から追放してやりました。もう野球は出来ませんよ(爆)

○やはりまだまだ良識は残っているんだな。全く高校生の分際で審判に抗議だなんて、ほんとに嘆かわしい。まったく最近のやつには我我のような大和魂がなぜないのか。いや、しかし良くやった、本来ならそういうやつは国外追放がふさわしいくらいだ。

いや、ほんとにそいつはメジャーリーグを目指すってアメリカ行っちゃいました

oct.23.2002
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キッチリ

それにしても横綱審議委員の方は何時引退するんだろう。あれだけ明確に見識のないことが証明されたのだから「キッチリ」と速やかに引退するのが筋だし、潔い花道だと思うけど。

北のほうから、いや日本海の方から攻めこんでくるなんて話を何度もされてきた。連中は何をするかわからない。破れかぶれで何をするかわからないと。東ヨーロッバが健在の頃は北の方の国は下手な作戦は二正面からの挟まれることがあるから実際にはなさそうにもかかわらず来るぞ来るぞと言っていた。もっとももうひとつの西の国は確かに不気味な噂が立っていた。なんにもしてもそれだけ何時も警戒している人たちだから「キッチリ」とした考えがあるのかと思えばどういうわけか上陸してくるという日本海側にずらっと原子力発電所を並べた。そんなところに設置するのは危険だといっても聞き入れなかった。逆に「オマエハ反原発のアカか」と脅迫的に言う程度。補助金が貰えるなら危険は顧みない?

マラソンの調整がうまくいかなかった程度のことで相変わらず「戦犯」なんて言葉を使う。その出版社は「東京裁判」に疑義を持つと日頃いろいろな自社の雑誌で書かせている。何度も書くけど「戦犯」と「敗戦責任者」は全く別物である。たまたま命令系統の上位に位置すれば重なることもあるだろうけど。例えば重要な作戦を相手方にリークして自軍を敗戦に導いたとしても「戦犯」にはならない場合はある(むしろ協力者として恩典があるかもしれない)。しかし敗戦責任は大きい。なぜワザト誤用を続けるのだろう。結局「東京裁判」を肯定しているとしか思えない。

oct.21.2002
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王道

「オウドウ」と打ち込んだら最初の変換は横道だったりして、なんだかあっていたり。話題はモー娘。です。悪しからず。

ノージさんの書かれたオフィシャル本、本屋で見る間もなく売り切れ。やはり凄いですね。ちょっと立ち寄る暇がなかったのですが、それにしても恐るべし娘。さん。興味があったと言ってももとより他からの影響が大きく内的な需要は(^^;抱えていないためにどうしても忘れ勝ちでしたが。

ノージさんが最初に書かれたのは「ラヴ・マシーン」辺りかな。この辺からは流石にある程度知っているし、ついでに言えばたまたま食事時間の関係からアサヤンでの誕生時は(別に見なくても気にならないけど)何となく事情は知っていたし「モーニング・コーヒー」辺りではなかなか大変そうだくらいのありきたりの(反射的な)関心を持っていたわけです。

ノージさんのNOW ADAYSでの変化は昨年あたりからでしょうか?後藤(ゴマキ、ゴマ、ごっつぁん−って言うのは知っているけど使うのは違和感ありなので)と加護、辻についての記述が増えてきた辺りでしょう?それにしてもこの加護、辻の人気もわからず(内的需要がない)、どうも子供として可愛い(内的需要がない)ということを知り一応納得したものの、なぜノージさんそんなに拘れるのかも不思議だった。一応後藤、安倍、石川が可愛いと言うのは反応できるし(^^;、後藤の存在感くらいはわかります。それでもないものは増幅できないんですね(^^;少しでも内的な需要がなければ結局遊べない。

まあその意味でも少しは理解の助けになる(ナンの意味がある(^^;)と思って「ハロー・モーニング」を見たりしたのですが、うーむ3分くらいでチャンネル変えたくなったりして。コントのテンポがもう一つだし。これに比べれば松浦亜弥のPVを見るのは相当面白いです。表情の管理が巧みであるしカット割が良く計算されていて視線のコントロールも丁寧。かなり複雑な要素の絡んだ楽曲のこなし方も上手いし人気あるのは納得できる。コンサートが盛り上がるのもパワーを感じるのもさもありなんとは思えました

まあでもノージさんの書かれる娘。話題はなんだか面白かった。それが展開してオフィシャル本へと。スタンスの取り方をいろいろ気にされたようですがなぁに内的需要がなければなんにも書けません。増幅したとはいえやはりなにか惹かれている部分があったんだろうなぁと思いますね。

と言うわけで多分(まだ読んでないけど)あの本はノージさんの最大のベストセラーになるような予感があります。ロング・セラーかどうかはわかりませんけど(^^;しかしかのシングル愛好家でもあるあの師匠の最大のヒットシングルが「風立ちぬ」であることを考えればこれはまさに王道。なんだか嵌りすぎていて怖いくらいです。

oct.12.2002
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ヒーローインタビュー

お立ち台にあがってのインタビューに何となく気恥ずかしいことがあります。間が悪いと言うのか、目を外したくなる場面がしばしばあります。どうにか完投してピッチャーにインタビューする場合はそれでも色々振りかえってみても様にはなるのですが、決勝打を放ったバッターはただでさえ興奮しているわけでこんなところでいろいろ振りかえってみても仕方ないと言うか水を掛ける行為ですね。ファンの歓声に応えて手を振って声をあげるくらいが一番あっているように思う。にもかかわらずくどくどと訊いている。本人が興奮していて何も覚えていないと言っているのにね。

囲み取材と言うのも妙に長く張り付いているものの同じことを何度も聞いている。それも聞き方を変えて別な誘導方法を取るのではなく、異口同音という形が多い。ただ一方で理詰めで攻めるわけではなく割合と杜撰でなおかつムード次第のようなんですね。記者会見方式にしないのはなにか都合が悪いのだろうか?

F-1の勝利会見はかなり理詰めで攻めるところは攻めているんですけどね。もちろん聞かれる方も反省なんてことはまったくしないし自分は正しいという態度は崩しませんが。ただ変に燻ることもなく、例えばチームオーダーについても意見を明確にしろと迫るわけです。

もっとも日本の場合はどういう加減かチームの側に立った取材姿勢があるせいか、あまり理詰めでいくと自らが破綻するという理由があるのかもしれませんけど。それにしても誕生日だの家族がどうしたのといったことが多いのは詰まらない。

oct.07.2002
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テンポ

「ロッカーのハナコさん」、面白いです。ハナコさんのファッションがまあちょっと10年前とは思えないけど。あぁいうキャラクターをともさかりえが良い感じで演じています。細かく言えば手の動きが、決めのポーズなど、もう少し流れるような、1場面で同じポーズは使わなければカッコイイけど、短期のドラマであるし、もともとそういう伝統もないのだから作り出すのは無理でしょうね。長期ドラマであれば洗練されたかもしれないし。平山綾もこのキャラクターを自然に、嫌らしさを感じさせず演じている。バラエティなどでも天然ボケのキャラクターを出しているけれど、 ドラマで演じるとわざとらしくなるところをクリア。タイミングが良かった?弱弱しいキャラクターを演じることの多い勝村政信もここでは違うタイプを好演。全体にテンポが良いですね

そういえば「明智小五郎」はどうも重かった。話の展開自体は速いし確かに奇想天外なストーリーなんだけど。北野武の二十面相が違和感ありました。重く暗い陰はあるのだけれど不気味な華麗さはないなぁと、これは個人的なイメージの問題ですが。あの「カミさんの悪口」の延長でいくのなら橋爪明智に田村二十面相で組んだ方が活劇のテンポが出ると思いますね。

sep.19.2002
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ピンチはチャンス

自分のことはともかく、言葉足らずはいつものこととはいえ、宇多田パパの「宇多田ヒカルはやるべきことを総て終了しました」という四月の発言は補われたとは言え、気になっていた。言霊の力というのかある意味で言葉がそのまま反映したようでちょっと驚く。区切りをつけての新しいスタートは嬉しい限り。

「ゆとり教育」について批判が出ている。こんなに勉強の時間が少なくなって大丈夫かという。この議論いつのまにか根本がすりかえられている。もともとは詰めこみ教育で暗記ばかり中心ゆえに創造力を持った人材が育たないという反省からだったと思う。ただ受験の仕組みはそのままで試験は相変わらず実力を試すのではなく小手先の技術を問い、雑知識を要求するものばかり。こういった試験を突破した先はほとんど心太式。なおかつ制度的に創造力を発揮したところで個人の努力には反映せず会社だけが儲かる仕組みはなおざり。

なぁにがしたかったんだか(^^;

報道のずれ方も長野県知事選では悲惨な気がしてきた。目先の批判ばかりで本質的な−駄目にしたのは誰だったのか−という視点はなく的外れ。「記者クラブ復活」を公約する人が出れば面白かったのに。結構応援してもらえたよ(^^;

県議は唇を歪めてうちがダムを止めても他にその予算が行くだけと言っていた。満員電車に押し込められ、生活環境は快適とは言えず、無認可の保育施設に子供を預けながらの都市生活者がほとんどのGDPを産み出している。下手をすれば明日にも子供が亡くなるかもしれない施設はそのままに、100年に一度あるかないかのダムを作っている。長野が水没したって構わないといわれる前に何とかする気になって欲しいけど、まあ別に長野それ自体のことは考えちゃいないんだろうね

ピンチはチャンス。ハチマキ作れば良かった

sep.08.2002
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たい焼の魚拓

春頃に話題になった「たい焼の魚拓」、今頃読了。絶滅寸前の「天然物」(大きな鋏のような型で焼くものをこう称する)たい焼37種の魚拓をとりながら巡るたい焼店紀行

面白いエピソードがあれこれある。「元祖たい」として語られる浪花家総本店。初代は今川焼き屋をはじめようと考えるがただの丸型じゃ芸がない。ということで鯛の形にしたくらいだから、ツェペリン号がやってくればツェッペリン焼、野球がブームになれば「ホームラン焼」などなど。結局時代の波の中で残ったのが鯛。ツェッペリン型のお菓子の元祖があったのも面白い。

安藤鶴夫さんが絶賛したのがわかば。尻尾まで餡が入っていることが良品の条件と考えのが安藤さんだった。これに意を反したのが映画監督の山本嘉次郎氏。「尻尾はいわば箸なおし」と。山本氏が愛したのは浪花家。いい対決だなぁ。マスコミを巻き込んでの大喧嘩、仲裁を勤めたのが古今亭志ん生師。安藤(安鶴さんと呼ぶ世代ではないので)さんの評価の高い文楽、円生ではないところも面白い、というのか柄がではないですからね。

青森の「揚げたい」は普通のたい焼が売れ残ったため油で揚げるというの窮余の策。これが当たり飛ぶように売れた。五所川原というからあのランナーも食べたのだろうかと妙なことが頭に浮かんだ。

たいやき わかば
宮 嶋 康 彦
「たい焼の魚拓」を書いた 宮嶋康彦さん

aug.31.2002
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因果は巡る

魚嫌いな子供が増えている、というのが今だニュースになるのは妙な気がする。古はいざ知らず。むしろ最近は魚好きが増えていると思う。魚の蛋白が体によいなんて聞くと世の中変わったと思う。

とある地方で工場の排水が原因と思われる神経障害が多発した。汚染が起きた当初は原因がわからなかった。そのため伝染病の疑いも持たれた頃はそれなりに対応も早かった。ところがほぼ工場の排水が原因と予測がつくと急減速。被害の拡大を押さえようとはしなかった。科学的な原因追求、因果関係が証明できないというお題目を掲げ、被害が限定されないにも関わらず碌な対策もとらず有機水銀入りの排水は流しつづける。自然の景観も伝統的な漁業も所詮センチメンタリズム、工業化こそが至上命題。魚じゃなくて肉を食え、肉をと。

初期はともかく見当はずれの原因を追求していた熊本大学医学部もようやく類似の症例や実験から工場の排水に含まれる有機水銀が原因だと突き止める。ところが東京工業大学の教授は「アミノ説」というのを持ち出してきた。障害の起きた漁民は腐りかけの魚沢山食べていから神経障害が起こるという。しかし漁民が新鮮な魚を食べていると言われるともう少し範囲を広げて魚沢山食べると神経症害が起きると論理を展開。なんだかトンでも説のようですが、これ実は広範に用いられたのです。ところがメディアは有機水銀説には科学的な、というか実証的なデータがあるにもかかわらず両論併記。有機水銀説と魚食べると駄目説が同じ比重で扱われる。東京のメディアは熊大なんかより碌に調査なんてしてなくたって東工大のセンセーの方が優秀だと思ったのかもっと別の自分たちに都合のよい何かがあったのかわかりませんが平気で併記。なおかつ東工大のセンセー省庁の協議会に加わっているからお魚沢山食べると神経障害が起きるって彼方此方でお話されたわけです。検査の沙汰も金次第

地元では漁民に対する差別意識があり、中央は一地方への差別意識が働く。経済規模で言えば沿岸漁業などとるに足らない。しかし魚が汚染された場合食物連鎖は容易に想像できる。汚染地域の拡大は避けられない。

実のところ原因究明のための研究費や調査費は海外からの援助で成り立った。公害なんてどこの国でも起ることです。例えばイギリスのロンドンでは1952年スモッグで5日で4000人も亡くなっている!まあこれでナンにもしなかったら相当なものですが、少なくとも自国民が多大な被害に遭えば対策を練る。自国民が被害に合いながら碌に対策を取らずなおかつ被害の拡大を黙認するのはなかなかどうして不気味な印象を与える。被害者や汚染された海の写真も公開され海のデストロイヤーとしての面目は躍如した。

で、国が有機水銀が原因だと認めるのは工場が生産拠点移してアルデヒドの生産終了してから。この間約10年。これでお魚好きが増えたら驚きです。そのうえ一度有機水銀が原因となると手のひらを返したようにすべての魚が汚染されているような反応。ppm、ppmの連呼。

一方、1970年代に入ると人権と環境破壊に対する国際的な危機感は高まった。USAにはベトナム戦争における枯葉作戦、ソンミ村の虐殺などで批判が高まった。が、なぜかことここに至って反捕鯨の気運が急激に高まる。

標的にされたのは現役の捕鯨国にして海のデストロイヤー。

実証的な鯨の頭数、増え過ぎた場合の食物連鎖の関係からの漁業被害の予測など科学的なデータを用意しても、神聖で知性のある鯨様を食べるなど殺人と同列と否定される。伝統的な捕鯨も所詮センチメンタリズム、環境保護こそが至上命題。肉を食え、肉をと。もっとも有機水銀を垂れ流すことに比べれば鯨の増えることなど大したことではないけれど。

自国では経済規模の小さい捕鯨にたいする差別意識があり、中央では東洋の小国への差別意識が働く。

aug.16.2002
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PUFFY AmiYumi

パフィーが全米クラブツアーをやっているね。それもかなり好評というのかクラブは満員みたいだけど。もっとも国内ではすっかりおとなしくなっているというか、この間のカバーアルバムなんて結構いい出来だったのに−ハリケーンとか−あんまり話題にもならなかったけど。それだけにアメリカのクラブツアーで受けているというのが面白いね。

いやでも、散々みたいだよ、これをみても
Yahoo!(サンケイ-KYODO)パフィー、曲はパクリで歌詞は意味不明…米紙がツアーを酷評

でね、元ネタあたってみたよ、ワシントン・ポスト。でも記事のニュアンス全然違うというのか、パフィーについての知識は多分日本の記者より上みたいだよ\(^o^)/
Washington Post Puffy: Pop With A Japanese Accent

ビートルズのパクリなんて書いてないね。だいたいパクリっていう言葉の使い方が間違っているし、本来盗作に付いて使われているんだからね。「これが私の生きる道」がPlease Please Me のre-workとしてあるし。あの曲はもともとそう言うものだしね。もっとも、言葉の使い方のルーズさは日本のメディアの専売特許だからね(^^;。

歌詞は意味不明というのは?

だってパフィ自体がこれ直訳しているヨ(^^;狙いじゃないの?元記事は「pure dada」って純粋な「ダダイズム」なんて皮肉っぽく書いているね。ちゃんと歌詞を参照しながら意味不明な部分を提示しているわけで、共同電の雑駁さとは随分違うね。まあでもこういう形でのアプローチということからその直訳の可笑しさを共有できる一部のフリークを対象にしていることは分かるよね。

ハモニカ位した楽器ができないというのもオーディションの経緯から含めて書いてあるヨね。北米だと単に歌がうまいとか楽器がうまいと言うのはそれほど意味がないということもあるよね。かつてビートルスが楽譜が読めないという部分が強調されたけど、それは読めた所でいい曲を作ったり、パーフォーマンスできない人は沢山居るということでもあるからね。それにしても「パパパパフィ」についてもちゃんと内容紹介しているんねぇ。

結構このDavid Segalさん、能や狂言についても詳しかったりしてね(^^;。日本のテレビでコメントしているいい年した連中は能も狂言も碌に見てないからね。その癖基本から学んでくれなんて厚顔なこと言っちゃったりしててね。 Segalさんは案外、狂言と壬生狂言の違いまで知っていたりして(^^;

でも全米は制覇できないと?

あたりまえじゃない\(^o^)/。アメリカをツアーする連中で制覇できるのバンド一体どれくらいあるの?ほとんど失敗するもの。Queenなんて最初は散々だったし、ゲイブリエルのいたGenesisもブロードウェイの頃は成功と言われたけど、後のフィル・コリンズが中心だった時代とは全然評価のレベルが違ったしね。それにあの翻訳を考えれば幅広いオーディエンスは念頭に置いていないね。もし狙うのなら訳詞にアンディ・ステューマー君を頼んだって良かったんだしさ

でさ、結局元記事なんてあたらないでこの雑駁な共同電だけであれこれ言うんだろうねぇ、コメンテーターとかは。

jul.24.2002

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